スチャダラパー 「11」雑感

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個人的にラップやヒップホップという音楽の持つイメージから連想するものは

社会的な批判とか風刺、悪口や罵りあいという感じなんですが

それをそのまま日本人がやってもツラいだろうという気持ちが

やっぱりあってそこを上手く日本人的に落とし込んだのが

スチャダラパーというグループである、

というのが自分の中のスチャダラパー像です。

 

 今回そのスチャダラパーのアルバム「11」を聴きました。

 何と言うか加齢に伴う限界を思い知らされるような、

一種のわからされ案件的なものがテーマの1つのように思えて

それが社会的な範囲を超えたところでの皮肉や風刺になっているのが

とても面白かったです。

 

 社会の現象とか問題とかそういう大きな出来事だけというワケではなく

周囲の人々や環境、共通認識に至るまであるある過ぎる部分がとても多くて

自分も年齢というか限界というかそれに伴う哀愁というか

そういうものを認めざるを得ない部分がありつつも

とはいえ、まだまだそんなことも言ってられないなーというような・・・。

 

言葉で説明するとちょっとくすんだ印象があるんですが

だからこそ4曲目の「Station to Station」のイケイケ感が光ってたり、

9曲目「Hey! Hey! Alright」の木村カエラとのコラボによる

底抜けの明るさが際立ったりするのがまた良いです。

 11曲目、最後の曲になる「Good Old Future」が

今までの曲の流れを総括するような素晴らしさです。

この曲だけでも聴く価値アリなんですが

それ以外の曲を聴くことによってより味わえるアルバムになっています。

 どの曲も曲調をガラリと変えていているので楽しく聴くことができました。

 

 2019年にもなって他にも自分の将来とかいろいろ考えさせられているのですが

いつもGood Old Future な気分を忘れずにいけたらなあと思っています。

 


スチャダラパー+木村カエラ / Hey! Hey! Alright