temu38のブログ

ゲーム、漫画、音楽、映像などの作品について色々書いています

FC版 忍者龍剣伝 雑感

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FC版忍者龍剣伝と言えば

言わずと知れた激ムズゲームとして有名です。

このゲームに対して後味のよくないものを残したままの人も

多いのではないかと思います。

かくいう自分もその1人で

バックアップ機能を使用しながら

どうにかこうにかクリアしたものの

振り返ってプレイしようとはどうしても思えず

長年そのまま放置していました。

 

プレイして再びあの厳しい壁を越えられるのか?

邪神を倒せずに放棄するくらいならやらない方がマシなのではないか?

などと考えながらも、ふとしたことからプレイし直してみました。

 

ハッキリ言ってかなり面白いです!

見直してみると各ステージが想像以上に作り込まれていることが理解できました。

あらゆるルート、パターン、状況に解答が用意されていること

それらに則した操作を行うことで自然とちゃんとした忍者プレイになってしまうこと。

常に正しい忍者アクションを求められ

それに応えながら駆け抜けるようにクリアしていくように出来ています。

 

さらに迫真のストーリー演出、迫力のサウンド

1988年にしてあまりにも完成され過ぎているアクションゲームと言えます。

 

なのになぜ、一体何がここまで後ろめたい気持ちにさせたのかと言えば

ラスボスが強くボスコンテニューがないためちゃんとクリアできないことに尽きます。

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第五章までの難しさは理解できるし

第六章のラスボスまでの難しさもまだ納得できるものの

その後のノーコンラスボス3連戦だけは

やはり常軌を逸していると言わざるを得ません。

 

しかしこのゲームをクリアできるようになるほどの実力を

身に着けることが問題の解決になるのかと言えばそれは現実的ではありません。

そこで再び最初の後ろめたさの話に戻るのですが

 

クリアできないアクションゲームに救いはあるのか?

ということについて、

今回の経験を通して個人的に言えることは

 「それでも忍者龍剣伝は面白い」ということで

それ自体が救いになるのではないかと考えました。

プレイする度に見つかる新たな発見と上達

ゲームの本質がこのゲームには詰まっています。

その面白いという体験を通じてクリアできない無念が報われていくのではないかと

プレイ中に薄っすらとですが思ったりしました。

 

忍者龍剣伝以外にも様々な理由で投げ出したゲームが多くありますが

あまり重く考えずに楽しんでプレイするだけでも浮かばれるんだと思えば

作り手もゲームもプレイヤーも皆幸せになるような気がします。


【日本語字幕】AVGNが忍者龍剣伝を遊ぶ (Ep87)

 

 

 

漫画 ボーンコレクション 雑感

  ボーンコレクション 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

漫画「ボーンコレクション」を読みました。

少年ジャンプで短い期間連載され

残念ながら人気の出ない内に終了してしまいました。

コミックスを2巻まで読み終えたのですが

読後感としては決して打ち切り漫画とは思えない感触だったので

今回はこの漫画について紹介します。

 

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物語設定は学生陰陽師の主人公カザミと

人間になることを夢見る巨乳最強妖怪がしゃどくろの

ドタバタお祓いラブコメディです。

 

全体的に絵がちんまりしていて可愛らしい描写が多いです。

それと作者の良い意味で気の抜けた独特の崩しのある画風で

気楽に読み進めることができました。

それでいてコマ割りや構成に手を抜いているわけではないので

どのページをめくってもパッと見の印象が新鮮だし

実際にコマを読み進めても面白いです。

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このサイズ感のキャラクターでストーリーを展開する漫画は

少年ジャンプでは珍しい感じがしますが

絵も漫画も決して下手ではなくむしろ上手い部類の作品だと思います。

バトルシーンなどの決めゴマなども雰囲気を使い分けて

非常に巧みに描いていて見応えがあります。

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この漫画の作風を顧みると

デビュー作故なのか序盤の方はまだぎこちなく

ジャンプ的な型に囚われているところもあるのですが

次第にオリジナリティを発揮し始めます。

その後、それらを全14話という短い話数の中で

ちゃんと物語としてまとめあげて見せた実力というのは

かなり評価されるべき点なんじゃないかと実感した次第です。

 

作者の雲母坂盾先生の次回作がどうなるのかは全くわかりませんが

もしまた連載されるようなことがあれば是非応援したいと思います。


WJ新連載『ボーンコレクション』公式PV

「GOTCHA!」 | BUMP OF CHICKEN - Acacia 雑感


【Official】Pokémon Special Music Video 「GOTCHA!」 | BUMP OF CHICKEN - Acacia

 

今更ですがBUMP OF CHICKENによるポケモンのテーマ曲(?)である「アカシア」

およびそのMV「GOTCHA!」について書いてみます。

この動画の映像面については多くの観察と考察されていますが

音楽面、というか曲の歌詞については

あまりポケモンとの関係を考証していないのではないか?

というのが主な理由です。

 

しかし自分が見る限りではアカシアの歌詞が

ポケモンの特定のシーンを示唆するようなことはないように見受けられました。

ただ多くの企画とコラボを実現してきたBUMP OF CHICKENの音楽が

ポケモンとの関係を無視するワケがない!

ということでBUMPはポケモンをいったいどういう風にとらえたのだろうか?

 

透明よりも綺麗な あの輝きを確かめにいこう

 

ゴールはきっとまだだけど もう死ぬまでいたい場所にいる

 

泣いたり笑ったりする時 君の命が揺れる時

誰より(近くで) 特等席で 僕も同じように 息をしていたい

 

ポケモンのゲーム性よりも

ポケモンとの関係性を重視した歌詞になっているのは明確で

それは「君」との関係を唄い続けたBUMPの基本的なスタイルだと思うのですが

ポケモンというゲーム内において

 ゴールはきっとまだだけど もう死ぬまでいたい場所にいる

 というのはゲームをクリアしていくという行為、

ジムリーダーに勝利したり、ポケモンマスターを目指したり

あるいはポケモン図鑑をコンプリートするというような

特定の目的を果たすこととは無関係に

単純にポケモンと伴に冒険すること自体が重要なんだと唄っている気がします。

それがつまり

透明よりも綺麗な あの輝きを確かめにいこう

 という目的の遂行を超えた行為

それは透明で見えないけどきっと綺麗であるだろうはずの輝きを確認すること、

に繋がっていくのだと思います。

 

ポケモン24周年、ヴァージョンの違う正当作品に

派生、外伝作品を加えればその総数は数知れず、

新作が出る度に話題が沸騰する絶大な人気を誇るポケモンですが

これ以上に何かをポケットモンスターというゲームに

期待することがあるだろうか?

仮にそれが思いつかなかったとしても

ポケモンの新作が出るとなればそれはまた人気になるだろうし

皆がこぞってプレイすると思います。

そのことを「GOTCHA!」というMVは証明してくれたんじゃないでしょうか。

 

【メーカー特典あり】 アカシア盤 「アカシア / Gravity」(CD+DVD+グッズ)[「アカシア」ver.クリアファイル(A5サイズ)付き]

アニメ デカダンス 雑感

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アニメデカダンスを視聴したのでその感想を書いておこうと思います。

 

内容についてはとにかく観て確かめてほしいので

いつものことながらあまり中身に触れない文章になるのですが

とりあえずこのアニメは色々ともったいなさ過ぎる!

あまりにももったいなさ過ぎてそれ以外のことが浮かばないくらいには

もったいないアニメでした。

 

このアニメに用意された設定は膨大で

それは実際にこのアニメを観れば一目瞭然で分かることであり

さらに公式サイトでも確認することができます。

decadence-anime.com

 

にしてはこのアニメ、やってることは凄いふつうというか

このストーリーに対して必要以上に設定を作り込み過ぎているのに

全然活用しようとしていない、

むしろあえて描こうとしていないようにすら見て取れました。

本来であれば各エピソードを膨らませながら2クールでやるところを

無理矢理1クールで設定を垂れ流しにしたまま終わらせてしまった様な印象です。

 

画面の端々から諸々の設定の一端が見え隠れするものの

その場限りでどうなったのかわからない描写も多く

この設定はどうしたのか?あの設定はどうなったのか?

物語が進むほどもったいない設定が増えていって

どんどんモヤモヤした気分になりながら

それが最終回になっても晴れることはありませんでした。

 

いったい何故こうなったのか?

制作者の思惑はどうだったのか?

この状況にどう向き合えばいいのかを考えた結果

デカダンス」は2次創作的な観点から作品を捉えるアニメなんだ

という結論に至りました。

 

それぞれの視聴者が観ていて気になった部分について

こうするべきだ、ああなってほしいみたいな気持ちを促す、

それがほんのちょっとしたことであったとしても

それがきっかけとなってまた新たな可能性が生まれるのかもしれない。

デカダンス」にはそんな夢や希望が託されているんだと思うことで

この作品に納得することができました。

 

ただ大量の設定を捨て置くだけのダメなアニメかと言えば決してそんなことはなく

一応ちゃんと筋の通った素晴らしいアニメでした。

観れば必ず揺さぶられる何かがあるはずなのでオススメです。
TVアニメ「デカダンス」ティザーPV