ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 雑感
ようやくですが「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」を観ました。
今年になった辺りから観始めたのですが
想像以上に視聴が難航し、途中で大きな空白期間ができて
観るのをあきらめかけたりしたのですがなんとか最後までいくことができました。
最初にまずあったのはやはり原作とのギャップで
今までのアニメ版ジョジョシリーズもちょくちょく観てはいたのですが
原作のイメージという大きな壁を前に何度も挫折していました。
第5部のジョジョ作画力は以前より向上しているように思えたのですが
それでもまだ原作とアニメの隔たりがあり視聴するのに抵抗が大きかったです。
見方が変わってきたのがボスとそのスタンド・キングクリムゾンの登場からで
キングクリムゾンのスタンド能力描写、こればっかりはアニメに分があるというか
これこそアニメ版ジョジョの真骨頂なんだとここまで観てやっと
理解できてきたというか馴染み始めてきました。
ジョジョ: This is King Crimson's ability! 『HD』
実際ここから始まるボスとの対立、ブチャラティの裏切り編から
より面白く質も良くなっていると思うのですが
今度は内容がヒートアップしていくキツさに観てる自分が付いていけなくて
視聴するのがしんどくなったりしました。
作品のクオリティが増すほど体のキツミティも増していく、
まるで坂道を登り続けような、
これも原作ギャップとはまた違う抵抗を感じて苦労しました。
ジョジョ第5部というのは正にこんな感じの
自分を切り詰めていくような厳しさがあるストーリーですが
結果的にそれを追体験できたように思えました。
全39話を今年約1年かけて見続けてきたというのは
生きがいのようであり旅のようでもありました。
前回の「Gのレコンギスタ」について書いた時も少し触れましたが
漫画やアニメなどの物語にはそういう力や楽しみ方があると思います。
今後もまたこのような"黄金体験"を得られるよう精進していきたいです。